休刊 キム・ソクジン



ブログ更新通知機能付きRSSリーダー - ブログチェッカー
https://play.google.com/store/apps/details?
id=com.skelabo.blogchecker&pcampaignid=web_share

休刊 キム・ソクジン 
おかえりなさい、JINさん。
ARMYさんおめでとうございます!:)

2023/11/22

Let's listen to Taeko Onuki, shall we? <大貫妙子を聴こうじゃあないか> *** 第10夜 お天気いい日 ***

 
 
Let's listen to Taeko Onuki, shall we?
<大貫妙子を聴こうじゃあないか>
*** 第10夜 お天気いい日  ***
 
 
 

 
  

 
   
 
 
 
お天気いい日 / 大貫妙子 (Taeko Onuki)
作詞 / 羽仁未央 (Mio Hani)
作曲 / 大貫妙子 (Taeko Onuki)
編曲 / 鈴木さえ子 (Saeko Suzuki)

 
アルバム「アフリカ動物パズル」収録
クレジット Wikipedia 「アフリカ動物パズル」 より
https://w.wiki/8EUN
 
 
いまクレジットを調べて大貫妙子の作詞でないことに、驚きまくっています。
いまのいままで、この楽曲はいつも通り大貫妙子の手によるものだとばかり思っていました。
 
作詞をされた羽仁未央の中に、どうしてこの世界があったのかは私は存じません。
驚いて羽仁未央の来歴をWikipediaで読みましたが、作品を読んでいないので、お天気いい日の世界が何とも推察できません。
ちなみに同アルバム収録の「裸足のロンサム・カウボーイ」「ソーン・トゥリーのうた」の作詞も羽仁未央の手によるものです。
 
アルバム「アフリカ動物パズル」については、前述したリンクをご覧になっていただければと思います。
 
「アフリカ動物パズル」については、私は、映画のサウンドトラックという説明が書いてあったかどうかもあまり記憶しておりません。

理由は、インストゥルメンタル(歌のない楽曲)が多く収録されており、大貫妙子のサウンドを読み解く上で、このアルバム制作前にアフリカに旅をしていますので、圧倒されるものに触れた後の大貫妙子が、どのようにそれを新しいサウンドで表現していったか、という興味を、私はあまり持てなかったんです。
 
アルバム全体を通して何回か聴いた時に、繰り返しますが、大貫妙子の著書を題材に、映画が創られ、そのサウンドトラックである。という事前情報を入れていなかったので、どうしてソーン・トゥリーのうたが英語詞なのか、お天気いい日は一体、誰の何のイメージなのか、わからなかったんです。音と歌詞でうまくイメージできなかったんです。
 
実は、今回のイベントで取り上げるために、私のフェイバリット大貫妙子特集簡易版を、iTunesのプレイリストに作ったんですけれど、そこにも「アフリカ動物パズル」の楽曲のことは忘れていて、入れてなかったんです。
 
それが、昨日の「ベジタブル」の投稿を書くときに、ひょんなことから、「お天気いい日」の音を聴き、そうだった。そうだった。と慌てて、今朝、「お天気いい日」と「ソーン・トゥリーのうた」の歌をダウンロード購入して、プレイリストに追加したんですね。
 
それが、どうもうまく言葉が出なくて、「地下鉄のザジ」にするべきだっただろうか、と後悔していた矢先に、大貫妙子の歌詞ではなかったことがわかって、すごく納得できています。
 
なぜ大貫妙子は、アフリカ滞在後に、「お天気いい日」のサウンドだけを創ったんでしょう。
おそらく、圧倒的なものに触れた体験が、まだ歌詞になる程消化できていなかったし、体験自体を寝かせる時間が足りなかったのかもしれません。
 
羽仁未央の詩世界が大貫妙子の楽曲に合っていないということを言っているのではなく、wikiによるとエッセイストだった羽仁未央の方が、体験を言語化して洗練させるまで練るスピードが早かったのだろうな、と私は考えています。
 
面白いですよね。クリエイターによって、詩に到達するまでの感覚が違う可能性がわかって。
 
もしかしたら、アフリカ滞在時の体験を記した大貫妙子の著書を映像化した羽仁未央というフィルターを通して、「アフリカ動物パズル」というアルバムが生み出されたので、その世界観を最も確実に「お天気いい日」のメロディに言語化できたのが、羽仁未央だったのかもしれませんね。
 
以前、当ブログで、何曜日が好きか考えたこともなかったけれど、水曜日が好きです。と答えましたが。
いま考えると、当ブログの時差であっても、これだけ出てくる言葉、感じたこと、思ったことで違いがあります。
多分、私の中に「お天気いい日」の女の子が好きな曜日が眠っていたから、パッと浮かんだのが水曜日だったのかもしれません。
 
ブログというのは、2023年のネットでとても遅い、スロウなメディアですけれど。
その遅いメディアであっても、情報公開するスピードが現実世界に比べれば早い方なので、旧ツイッター・Xの情報伝播スピードとアプリケーション上での経済のスピードは、比べ物にならないほど早く、それがなぜか現実に繋がっているのって、なかなか不思議で面白いですよね。
 
 
以上、Let's listen to Taeko Onuki, shall we? <大貫妙子を聴こうじゃあないか> *** 第10夜 お天気いい日  *** でした。
 
 
それでは、それでは、また明日、日本時間では22時に、主にアメリカではだいたい朝の8時に、お会いしましょう!