休刊 キム・ソクジン



ブログ更新通知機能付きRSSリーダー - ブログチェッカー
https://play.google.com/store/apps/details?
id=com.skelabo.blogchecker&pcampaignid=web_share

休刊 キム・ソクジン 
おかえりなさい、JINさん。
ARMYさんおめでとうございます!:)

2023/11/30

オンワード樫山の服と色と布のお洒落


 
オンワード樫山 オフィシャルサイト
 
オンワード樫山 オフィシャルサイトより
高評価アイテム2023 冬のヒット商品まとめ
 
 
オンワード樫山の服が好きです。
日本のアパレルメーカーで、たくさんのブランドを展開しています。
私がよく店舗で買っていた頃は、百貨店に並んでいた服でした。
お金を貯めて、店員さんに予算を伝えて、一緒に考えて選んでいただきました。
今でも着れるし、大切にしている服です。
いまはWEB展開もしていますね。
ZOZOTOWNでも取扱いがあります。
 
ご存知の通り、私が昨日ご紹介した服よりは値段はします。
けれど、ランキングから見ると、ジャンスカで12980円、フォルムニットセットアップで15990円、というラインナップですので、いつ、どういう時に着たいか、の価値観ではないかと、私は思います。
 
私の好みでは、23区ウールリバーコート64900円が好きです。
ICBのソフトカシミヤミックスハイネックワンピース30910円も好きです。
 
全部に共通するのは、シルエットの良さ、価格帯とカラーバリエーションと1枚こういうのを持っていたいな、という素材の良さ。それにデザイン性とさりげなさ、だと私は思います。
 
シャネル、ディオール、サンローラン、ギャルソン、イッセイミヤケ(スーパープリーツが特に)、ヨージヤマモト、ポールスミス、が好きなのは、みなさんがなんとなくそうだろうな、と思われている通りです。
買えるか買えないかはこの際、置いておいて(笑)
 
リアルクローズでは、
着たいな、と思う服。
それとどう付き合うのか、どう折り合いをつけるのか、なんだと思います。
どこのブランド、ショップの服を着ているのか、ではなく、どんな服を着たいのか、の方が、私には大きいです。
これも、どちらの層に属しておられるのか、どこに着ていいくのか、どんな自分が好きか、によって変わってきますよね。
 
私が美人さんと呼ばれる女性に全く抵抗がないのは、制服を着ていた頃、年上のお洒落な女性に、服のことを尋ねたことがあったんです。
 
すると、その彼女たちは、自分が行ってるショップのこと、値段のことを、すぐに教えてくれたんです。
こういう組み合わせをすると、こんな風に見えるよ。というやり方も教えてくれました。
お化粧品もどこで買ってるのか教えてくれました。
いま考えると、私が本当の意味で、リアルクローズに触れたのはその時だったんだと思います。
 
ファッション雑誌を買うのがまだ怖い時期で、本屋の店員さんに、「お前が、これ買うの?」と嘲笑われると思い込んでいました。
(注:そんなことは全くありません。店員さんは、商品をいかに袋に入れるか、会計をスムーズに済ませるかで頭がいっぱいです。)
 
その頃、アイビーしか分からなかった私に、黒白差し色、たまにアイボリー。靴までがオシャレ。ということを教わって、そればっかり実践していたのですが。
少し大人になった頃、ものすごくお洒落な人に出会ったんです。
 
それまで、私はデザイン性の強い服ばかりをどう着るか、だけで精一杯で、いま考えると、わかるけど、もう少し、しっくりくるものを着たらいいのに。と思われていたのかもしれないな、と思います。
 
彼女は、とてもお金持ちのお家の方で、卑下して自分のことを成金の家の子なんです。と言う、スパイスの効いた人でした。
 頭が良かった。とにかく、頭が良かった。
そして、綺麗だった。
 
私は彼女がそういう人だと気がついた時に、あ、私のような人間は、一生、こういう女性には叶わないのだ。とわかったんです。
 
悔しさは不思議とありませんでした。嫉妬も起こらなかった。
あまりにもかけ離れていたから、悔しい気持ちを持つ気持ちの余白も、嫉妬するほどの距離の近さを吹き飛ばすくらい、遠い存在でした。
 
運よく、彼女は私をいじめなかった。
かといって仲良くするでもなく、うまく付き合ってくれていました。
彼女のほうも、私に何かするほど、近さを感じていなかったのだろうと思います。
 
ある日、彼女がどこにも販売していない、ピンクなんだけど、淡紅色としか言いようのない、カシミアのニットを着ていました。
私にわかったのは、これは歴史の授業で習った、あの図表にあった十二単衣の色展開の色味だというだけでした。
それに、ネコヤナギが春先に芽吹く、淡い、銀色の蕾(?)と同じ色のグレーのスカートを合わせていました。
 
びっくりして、「お洒落だね」と言うと、「この頃、やっと友達の服にうるさい人に、少しわかってきたね、と言われるようになった」と教えてくれました。
 
どこで買ったの?とは聞けるレベルではなかったんです。
 
なのでそれ以降、素材、色味、の組み合わせ、小物、バランス、そういうことを練習しているんですが、いまだにうまくならないというのは、多分、私はオシャレが好きだけど、オシャレにはなれないんでしょうね。
 
彼女から、私は洗練というものを見せてもらいました。
そりゃ、お金をかければ・・・、と思われるかもしれませんが、私は、色の組み合わせ、生地の組み合わせ、でオシャレは無限にできるんだ、という勇気をもらいました。
 
私は、昔、ピーコさんとREKACOさんがわからなかった。
 
ピーコさんのファッションへの厳しさが怖かったし悔しかった。
REKACOさんが提案している健康的な洗練は、とてもじゃないけど手が届かない上質さで、それが羨ましかった。
 
そんな態度は、まったくオシャレじゃないし、ファッションでもなんでもない。
 
そんな愚かで馬鹿でくだらない私のようなものに対し、お二人は、寛容だった。
ただ単に無知なだけの、知りもしない、どうでもいいようなものの言葉に、そんな流れに、寛大な態度をとり続けてくださった。
 
それこそが知性であり、品格であることを、私はずっと後になってやっと理解できました。
 
ピーコさんとREKACOさんに、心からのお詫びを。
 
 
私は、人を恥ずかしくさせないことを、もっと学ばなければなりません。
 
自分を嘲笑った人達ばかり見て、ファッションを忘れてしまっていた自分に、ようやっと気がつけたので、ムッシュかまやつが、どう振る舞っていたのか、どうして私たちがあの時、ムッシュが言うことだからと、ゴロワーズを慌てて買いに行ったのかを、ちゃんと思い出して、また、ファッションを1から学びなおしたいと思います。
 
 
以上、オンワード樫山の服と色と布のお洒落、でした。